台湾は日本人観光客の誘致を目的に、補助金を支給する方針だ。燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の高騰や景気低迷などで、日本人観光客が減少しているのを受けた措置。馬英九政権が鳴り物入りで打ち出した中国人観光客の誘致も当てが外れており、補助金支給でドル箱の日本人観光客を呼び込む。
対象は団体旅行客で、2万5000人を上限に一人3000元(約1万円)を旅行会社などを通じて支給する。これとは別に、航空会社に燃油サーチャージ代の一部を補てんし、個人旅行客も誘致する。早ければ年内にも始める意向だ。
交通部(交通省)観光局によると、今年9月末までの日本人観光客数は約80万5000人と、前年同期比5万4000人以上も減少。昨年は通年で116万6380人と過去最多で、国・地域別でも首位だった。
Oct 14, 2008
Oct 1, 2008
Acer
宏碁(エイサー)の9月のノートブック型パソコン(ノートPC)出荷台数が、初めてヒューレット・パッカード(HP)を抜いて世界1位になったもようだ。エイサー内部の調査で公式統計ではないが、低価格ノートPC「アスパイア・ワン」の好調が追い風になっているようだ。
9 月30日付工商時報などによると、エイサーの9月の従来型ノートPCの出荷台数は380万台で、昨年11月の記録を抜き単月過去最高を更新した。これに 100万台を突破したアスパイア・ワンを加えると、同月の出荷台数は500万台を超える可能性が高い。市場調査会社は通常、四半期ごとの出荷統計しかカウントしていないが、エイサー内部の試算ではHPを抜いて初めて世界1位になったもようだ。
エイサーは従来、2011年にノートPCで世界トップシェアを目指すとしていた。王振堂董事長は9月の好調について短期的な現象だと控えめに評価。HPは3〜5カ月で調整してくるだろうとし、今後も相手の出方を注視する必要があると指摘している。エイサーは毎年25〜30%の成長を維持し、11年にはノートPC出荷トップ、売上高300億米ドルの達成を目標としている。
一方で王董事長は、10〜11月の受注も好調だと説明。第4四半期の売上高は第3四半期に続き成長を維持すると自信を見せている。
アスパイア・ワンは今年6月の「2008台北国際電脳展覧会」(コンピュテックス台北)で発表された。CPUは米インテルのアトム、OS(基本ソフト)はウインドウズXPやリンパス・リナックス・ライトを採用。ディスプレーは8.9型、記憶装置は120GB(ギガバイト)のハードディスクや8GBのSSDなどを搭載している。バッテリー駆動時間は3時間だ。
■10型来年発売へ
アスパイア・ワンの第3四半期の出荷台数は200万台を超え、華碩電脳(ASUS)の「EeePC」シリーズを抜く可能性もあるという。アスパイア・ワンは現在8.9型のみのラインアップで、その分製造コストも安い。ただ来年1月には10型を投入。華碩や微星科技(マイクロスター・インターナショナル)といった台湾メーカーのほか、聯想(レノボ)といった世界のライバルらが力を入れる10型市場で、新たな競争を繰り広げることになる。
■10型は緯創へ製造委託か
アスパイア・ワンは、8.9型は広達電脳(クォンタ・コンピューター)へ製造を委託しているが、10型については緯創資通(ウィストロン)へ発注するとみられている。緯創は第4四半期から少量出荷を始める見通し。これにより台湾のノートPC受託製造大手5社は、すべて低価格ノートPC分野へ参入することになる。
現在は広達がエイサー、聯想から受注し低価格ノートPCの受託製造では他社をリードしているとみられる。和碩聯合科技(ペガトロン)は華碩から、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)はデルから、英業達(インベンテック)はHPと東芝から受注しているもようだ。
9 月30日付工商時報などによると、エイサーの9月の従来型ノートPCの出荷台数は380万台で、昨年11月の記録を抜き単月過去最高を更新した。これに 100万台を突破したアスパイア・ワンを加えると、同月の出荷台数は500万台を超える可能性が高い。市場調査会社は通常、四半期ごとの出荷統計しかカウントしていないが、エイサー内部の試算ではHPを抜いて初めて世界1位になったもようだ。
エイサーは従来、2011年にノートPCで世界トップシェアを目指すとしていた。王振堂董事長は9月の好調について短期的な現象だと控えめに評価。HPは3〜5カ月で調整してくるだろうとし、今後も相手の出方を注視する必要があると指摘している。エイサーは毎年25〜30%の成長を維持し、11年にはノートPC出荷トップ、売上高300億米ドルの達成を目標としている。
一方で王董事長は、10〜11月の受注も好調だと説明。第4四半期の売上高は第3四半期に続き成長を維持すると自信を見せている。
アスパイア・ワンは今年6月の「2008台北国際電脳展覧会」(コンピュテックス台北)で発表された。CPUは米インテルのアトム、OS(基本ソフト)はウインドウズXPやリンパス・リナックス・ライトを採用。ディスプレーは8.9型、記憶装置は120GB(ギガバイト)のハードディスクや8GBのSSDなどを搭載している。バッテリー駆動時間は3時間だ。
■10型来年発売へ
アスパイア・ワンの第3四半期の出荷台数は200万台を超え、華碩電脳(ASUS)の「EeePC」シリーズを抜く可能性もあるという。アスパイア・ワンは現在8.9型のみのラインアップで、その分製造コストも安い。ただ来年1月には10型を投入。華碩や微星科技(マイクロスター・インターナショナル)といった台湾メーカーのほか、聯想(レノボ)といった世界のライバルらが力を入れる10型市場で、新たな競争を繰り広げることになる。
■10型は緯創へ製造委託か
アスパイア・ワンは、8.9型は広達電脳(クォンタ・コンピューター)へ製造を委託しているが、10型については緯創資通(ウィストロン)へ発注するとみられている。緯創は第4四半期から少量出荷を始める見通し。これにより台湾のノートPC受託製造大手5社は、すべて低価格ノートPC分野へ参入することになる。
現在は広達がエイサー、聯想から受注し低価格ノートPCの受託製造では他社をリードしているとみられる。和碩聯合科技(ペガトロン)は華碩から、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)はデルから、英業達(インベンテック)はHPと東芝から受注しているもようだ。
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