Jun 13, 2009

Dibetes mellitus

欧米ではこれまで、空腹時血糖(FPG)や経口ブドウ糖負荷試験(oral glucose tolerance test;OGTT)による糖尿病診断を行ってきた。シンポジウムで、診断基準におけるHbA1cの活用について検討してきた専門家委員会委員長の David Nathan氏(ハーバード・メディカル・スクール、写真)は、この2つの指標とHbA1cを比較検討した試験結果(DETECT-2など)を解説しつつ、HbA1cの指標としての優位性およびHbA1c測定法の有用性を強調し、新たな診断基準にHbA1cを採用した根拠を示した。

 特に、(1)糖尿病の基本的概念である持続性高血糖は、空腹時血糖値や食後2時間血糖値などでは代表できず、現行の指標の中ではHbA1cが最も適切である、(2)HbA1cの測定は、空腹時採血や負荷試験を必要としない、(3)現行の治療目標はHbA1cに基づいており、診断でもHbA1cを使った方が診断と治療の間に連続性が認められる−−などを指摘、HbA1cによる新診断基準への理解を求めた。
 
 HbA1cのカットオフ値については、4月にDiabetologia誌で発表された「Relationship between glycated haemoglobin and microvascular complications: is there a natural cut-off point for the diagnosis of diabetes?」の成果を提示。「6.5%以上」との結論に至った根拠を解説した。

Jun 10, 2009

Red cell distribution width




自動血球計数器では、電気抵抗を利用する方法が主に用いられています。
これは簡単に言うとごく小さな穴を血球が通るときの電気抵抗を測定し、
血球の数および容積を求めることですが、
その際、ゴミや大きさの似た他の血球成分もカウントしてしまいます。
(例えば、赤血球が壊れた病態、これを破砕赤血球といいますが、の時、
壊れた赤血球の断片を血小板としてカウントしてしまう場合があり、
「偽性血小板増多症」と呼ばれます。)
そこで、各血球の大きさと数をグラフ化(ヒストグラム)したものを作り、
(これを粒度分布図と言います。)カウントされた血球数の正確さを出しています。


赤血球の場合、この粒度分布図のピークの高さを100%とした時に、
下方から20%の高さにおける粒度分布の幅の絶対値(fl)を
「赤血球粒度分布幅:RDW(red cell distribution width)」と言います。
 (この幅の決定方法には他にもありますが、20%の部分をとる「SD法」が一般的と思われます。
従って正確には、「RDW-SD」と表記します。)
 

従って、この幅が狭いほど(値が小さいほど)赤血球の大きさがそろっている事になります

Jun 7, 2009

Jun 1, 2009

General Motors

 米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は6月1日、連邦破産法11条の適用を申請した。

オバマ米大統領は同日正午(日本時間2日午前1時)前、この件について国民に向けて声明を発表する予定。申請の理由を説明し、再建に向けた最善策になることへの期待を示すとみられている。米政権は、この日が「これまでのGMの終えんと新生」を記念する新たな歴史的な日になるだろうとの見解を示した。

米政府はGM再建に向けて、同社株60%を取得し、一時国有化する。全米自動車労組(UAW)の退職者向け医療基金は17.5%を引き受けるとともに、2.5%分の株式を追加取得できる権利を持つ。

GM工場があるカナダ政府とオンタリオ州政府は95億ドルを融資し、12%の株式を受け取る。また、無担保社債を持つ債権者は10%を引き受け、15%分の株式追加取得権を付与される。