米国のカジュアルウエアブランド「アバクロンビー&フィッチ」(オハイオ州)は23日、12月15日にアジア初店舗となる旗艦店を東京・銀座にオープンすることを明らかにした。日本の若者に「アバクロ」の名称で知られ、高級カジュアルブランドとして人気がある。個人消費の低迷で衣料品市場が縮小する中、“ニューフェース”の上陸で競争はさらに激しさを増しそうだ。
銀座店は中央区銀座6丁目のビルの1~11階に出店する。店舗面積は973平方メートル。銀座店はニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、ミラノ(10月29日開設予定)に次ぐ5番目の旗艦店となる。
アバクロは、1892年にニューヨークで創業。2008年度(08年2月~09年1月)の売上高は35億4030万ドル(約3500億円)。米国で345店舗(4月現在)展開し、姉妹ブランド店を含めると店舗数は世界で1113店舗(同)に達する。ハリウッドスターなど芸能人らが普段着として着用していることから、10代の若者らを中心に高い人気を誇る。
これまで日本に店舗がないため、通信販売で購入したり、ハワイなど海外の店舗で買い求めたりする人が多いという。輸入品店では米店舗の数倍の価格で売られるケースもあり、アバクロは日本進出を検討していた。
アバクロはユニクロなどと同様、企画から生産、物流、販売まで一括管理して効率化を徹底するSPA(製造小売業)方式を取り入れ、個性的なカジュアルウエアを生み出している。鍛え上げた体のモデルを起用したセクシーなイメージの広告でも知られている。
Apr 25, 2009
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