ザ・ヴァーヴは昨年、大規模な再結成ツアーと11年ぶりのアルバム『フォース~再生』で話題を集めたが、最近になってまたメンバー間に亀裂が生じ、またしても解散の危機にあるという。英紙『Sunday Mirror』が報じている。
ヴァーヴは昨年8月のUKフェス〈V Festival〉への出演を最後に休止状態に入っており、このライヴ以降、メンバーのニック・マケイブとサイモン・ジョーンズは、フロントマンのリチャード・アシュクロフトとまったく話していないという。関係者によれば「ニックとサイモンにとって、ヴァーヴはもはや存在していないようなものだ。昨年の再結成は、リチャードが自身のソロ活動のために“利用”していたものだと思っている」とのこと。
リチャードは昨年の再結成ツアー中から、今後はソロに戻るという発言をしていたが、実際ツアーが終わった9月に、これ以上ヴァーヴとしての活動を続けることを拒否したらしい。これに対しサイモンとニックは、リチャードが戻ってくるのを待つのではなく、その後The Black Shipsという新バンドを立ち上げたようだ。ニックは今年4月、自身のMySpaceのブログで、「ヴァーヴは今休暇しているように見えて、休暇のサインを示しているわけでもない」と意味深な書き込みをしている(現在はニックのトップ・ページで見られる)。その後5月には、The Black Shipsのプロフィールも開設している。
そしてサイモンはこの記事でファンに向けて、こうコメントしている。「The Black Shipsはこれから来るよ! これまであまりに多くの問題があった。もし今後リチャードが戻ってきても、彼にはクソッタレって言ってやるだろうね」とのことだ。
どうやら両者の決別は決定的らしく、彼らは96年と99年に続いて“3度目の解散”となる可能性が大きいようだ。日本のファンにとっては、昨年の〈SUMMER SONIC 08〉での初来日公演がまだ記憶に新しいが、あのライヴが見納めになってしまうのか?
Aug 13, 2009
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