生体肝移植の世界的権威として知られる先端医療センター長の田中紘一氏(66)が神戸・ポートアイランド2期で二〇一〇年の開業を目指す高度専門医療機関「神戸国際フロンティアメディカルセンター」に、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国の政府系ファンドが約百億円を投資する見通しとなったことが十三日、わかった。田中氏らは現在、製薬会社や医療関係企業などを対象に資金集めを進めているが、同ファンドの大型投資が決まったことで、センター実現に大きな弾みがつきそうだ。(大久保 斉)
投資するのは、アブダビの政府系ファンド「ムバダラ開発」。関係者によると、田中氏は今年一月、アブダビを訪問し、ムバダラ開発の総裁と会談。田中氏は中近東で富裕層向けの高度治療をした実績があり、ムバダラ側はセンター建設に強い関心を示したという。
センターは移植医療や再生医療など次世代技術の開発拠点。運営母体の財団は〇九年に発足し、ポーアイ2期へ移転する神戸市立医療センター中央市民病院の隣接地で一〇年に開業する予定。ベッド数は百床。当初は医師と研修医計百人、看護師百五十人の体制を計画している。
アブダビは、オイルマネーを活用する政府の投資機関を通じてセンター建設に関与し、先端医療技術を吸収する狙いがあるとみられる
Jun 16, 2008
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肝臓移植は患者の生活を変える可能性がありますが、手術後のリハビリテーションや抗拒反応の管理など、患者やその家族にとって長期的なサポートが欠かせません。医療チームと患者との密なコミュニケーションが、手術の成功と回復の鍵となります。 海外 肝臓移植
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