Jan 7, 2009

iD

NTTドコモは、携帯電話を利用した後払い式の電子決済サービス「iD(アイディ)」=写真=の会員数が昨年末までに1000万人に達したことを明らかにした。利便性向上を目指し、コンビニエンスストアをはじめ、外食、スーパー、タクシー、家電量販店などに積極的に電子決済用の読み取り・書き込み装置の設置を進め、利用層拡大に努めたことが寄与した。2005年12月のサービス開始から約2年で500万人となった後は1年間で1000万人に到達した。
iD(アイディ)

 iDは非接触ICチップを搭載した、おサイフケータイ対応の携帯電話、もしくはプラスチックカードを店(車)内の読み取り・書き込み装置にかざすだけで決済ができる。事前の入金は不要で、クレジットカードと同様に請求後に代金を支払う。

 日本人観光客が多い米国、中国の一部店舗でも、昨年7月から順次利用できるようにするなど環境整備に取り組んでおり、国内外の読み取り・書き込み装置の累計設置台数も3月までに40万台に達する見通しだ。

 非接触ICチップを活用した電子決済サービスには、あらかじめ入金しておく電子マネー方式と、後で支払うクレジット方式の2種類があり、後払いのクレジット方式ではドコモの「iD」、JCBの「クイックペイ」、三菱UFJニコスなどの「ビザタッチ/スマートプラス」がある。いずれも05年にサービスを開始したが、会員数ではドコモがJCB(昨年11月末で450万人)、三菱UFJニコス(昨年9月末で69万人)を大きく引き離しているという。

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