◎放射線腫瘍医が知りたいこと
原発腫瘍のサイズはどれくらいか
隣接臓器に浸潤しているか
リンパ節の大きさと、どこまで転移しているか
癌の周囲にもやもやした所見がある時に、どこまでが腫瘍でどこからが炎症か
放射線に弱い危険臓器がそばにないか
呼吸や蠕動などでどの程度動くか
根治可能か緩和的か
緩和的ならばどこに放射線治療を行うのが最も効果的か
症状があるならばどこが責任病巣か
緊急かそうでないか
放射線治療中や治療後は照射効果がどの程度か
放射線治療後の画像変化が再発なのか放射線性炎症なのか
◎放射線治療のための画像診断におけるポイントのまとめ
質的診断よりも量的所見(特に転移に関して)が重要
TNM分類では迷ったら低い病期に分類する(suspはつけない)
病変の派手さの順だけだはなく、臨床的意義を考えて記載する
前回検査との比較は必須
症状があればその責任病巣を具体的に指摘する ただし責任病巣は一箇所とは限らない
症状がなくても予防的照射の必要な危険部位は指摘して、早急な治療を促す
必ず所見のまとめを記載する
緊急を要する所見があればすぐに主治医に連絡をとる
放射線治療の適応があればその旨をコメントする
Mar 17, 2010
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