Jun 10, 2009
Red cell distribution width
自動血球計数器では、電気抵抗を利用する方法が主に用いられています。
これは簡単に言うとごく小さな穴を血球が通るときの電気抵抗を測定し、
血球の数および容積を求めることですが、
その際、ゴミや大きさの似た他の血球成分もカウントしてしまいます。
(例えば、赤血球が壊れた病態、これを破砕赤血球といいますが、の時、
壊れた赤血球の断片を血小板としてカウントしてしまう場合があり、
「偽性血小板増多症」と呼ばれます。)
そこで、各血球の大きさと数をグラフ化(ヒストグラム)したものを作り、
(これを粒度分布図と言います。)カウントされた血球数の正確さを出しています。
赤血球の場合、この粒度分布図のピークの高さを100%とした時に、
下方から20%の高さにおける粒度分布の幅の絶対値(fl)を
「赤血球粒度分布幅:RDW(red cell distribution width)」と言います。
(この幅の決定方法には他にもありますが、20%の部分をとる「SD法」が一般的と思われます。
従って正確には、「RDW-SD」と表記します。)
従って、この幅が狭いほど(値が小さいほど)赤血球の大きさがそろっている事になります
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