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Jun 10, 2009

Red cell distribution width




自動血球計数器では、電気抵抗を利用する方法が主に用いられています。
これは簡単に言うとごく小さな穴を血球が通るときの電気抵抗を測定し、
血球の数および容積を求めることですが、
その際、ゴミや大きさの似た他の血球成分もカウントしてしまいます。
(例えば、赤血球が壊れた病態、これを破砕赤血球といいますが、の時、
壊れた赤血球の断片を血小板としてカウントしてしまう場合があり、
「偽性血小板増多症」と呼ばれます。)
そこで、各血球の大きさと数をグラフ化(ヒストグラム)したものを作り、
(これを粒度分布図と言います。)カウントされた血球数の正確さを出しています。


赤血球の場合、この粒度分布図のピークの高さを100%とした時に、
下方から20%の高さにおける粒度分布の幅の絶対値(fl)を
「赤血球粒度分布幅:RDW(red cell distribution width)」と言います。
 (この幅の決定方法には他にもありますが、20%の部分をとる「SD法」が一般的と思われます。
従って正確には、「RDW-SD」と表記します。)
 

従って、この幅が狭いほど(値が小さいほど)赤血球の大きさがそろっている事になります

Aug 28, 2008

Blood donation

日本赤十字社は血液製剤の検査により感度の高い試薬を導入し、都内の血液センターの検査機器を公開した。献血で集められた血液中のウイルスの有無がより早く検出できる。HIV2型の検出も可能となった

Jul 26, 2008

TRALI : Transfusion-Related Acute Lung Injury

輸血関連急性肺障害(TRALI : Transfusion-Related Acute Lung Injury)
輸血後の呼吸障害については1950年代から報告されていましたが、その中の一部についてTRALIという病態が定義づけられたのは1980年代になってからです2) 3)。日本赤十字社では1998年から輸血用血液の添付文書に重大な副作用としてTRALIを記載しています。
TRALIは発症時に適切な処置が行われないと死亡につながる危険性のある重篤な非溶血性輸血副作用ですが、心原性肺水腫、過重輸液・輸血、肺炎、誤嚥、敗血症、 ARDS(急性呼吸窮迫症候群)等と診断される可能性があり、十分な注意が必要です

病態・鑑別
輸血開始後数時間以内(1〜6時間以内多くは2時間以内)に激しい呼吸困難を呈します。胸部X線像に両側性肺水腫に伴う所見が認められ、低酸素血症(動脈血酸素分圧30〜50mmHg程度)を示します。多くの症例で湿性ラ音が聴取され、呼吸困難に伴う頻脈発熱重篤な場合は血圧低下も起こすと言われています。

◆ TRALIは→循環負荷等の心臓に由来する場合と異なり胸部X線像に心陰影拡大はみられません。中心静脈圧(CVP)は正常で肺動脈楔入圧(PAWP)も正常か低値を示します。
◆TRALIは→ARDSと病態は似ていますが呼吸管理等の適切な処置により、約80%の患者では症状が発現してから48〜96時間以内に臨床症状の改善がみられます。
●TRALI診断の診察検査項目
 ◆胸部X線
 ◆胸部聴診
 ◆血液ガス(特に動脈血酸素分圧または飽和度)
 ◆中心静脈圧(CVP) 肺動楔撰入圧(PAWP)
 ◆バイタルサイン(特に発熱の有無血圧の変化)

原  因
抗白血球抗体(抗HLA抗体抗顆粒球抗体)と白血球との抗原抗体反応により補体が活性化され、好中球が肺の毛細血管に損傷を与えることでTRALIが発症すると推測されていますが、詳細な機序については解明されていません5)。なお、多くの場合は輸血用血液に抗白血球抗体が検出されますが、患者血液中に検出される場合もあります。

治 療

輸血開始後に急激な呼吸障害があらわれた場合には、直ちに輸血を中止(ラインは確保)して呼吸管理を行います。
   ◆ 呼吸管理・酸素療法 → ほぼ全例で酸素ガスの吸入が必要となります。
    ・呼気終末陽圧(PEEP : positive end-expiratory pressure)呼吸療法
     → 約70%の症例でPEEPによる人工呼吸装置の使用が必要となります。
   ◆ 薬物治療・副腎皮質ステロイド剤  → 血管透過性冗進の改善をおもな目的として
投与します
    ・昇圧剤 → 重篤で低血圧を起こしている場合に投与します
 ※TRALIでは循環血液量が過剰状態にないことから,利尿剤の投与は効果がないだけでなく,有害であるとの報告もあります6)。

発症頻度

   ◆ 発症率*:輸血バッグ数の0.01〜0.04%3) 7) 8) 9)
   ◆ 死亡率:発症例の6-10%9) 10)

*報告により発症率に差があるのは ,TRALIが心原性肺水腫,過量輸液・輸血,肺炎,誤嚥,敗血症, ARDS等の診断のもとに見逃されている可能性があることによるものと推察されています。
 

Feb 8, 2008

Neutrophil - drumstick

血液塗抹標本で分葉核好中球にdrum stickが認められたら女性と考えてよい

Jan 9, 2008

Dec 12, 2007

Tumor lysis syndrome (TLS)

抗がん剤や放射線による治療によって、大量のがん細胞が短期間で壊される場合があります。その場合に、がん細胞の「死がい」(成分)により、高尿酸血症、高リン酸血症、低カルシウム血症、代謝性アシドーシス(血液が酸性になること)、高カリウム血症、腎不全、呼吸不全などのいろいろな症状を生じます。これを腫瘍崩壊症候群といいます。補液や適切な薬剤の投与で予防もしくは対処しますが、重篤な場合、血液透析などの血液浄化療法を必要とすることがあります。

Dec 11, 2007

Plasmapheresis


Guiilain-Barré syn
重症筋無力症クリーゼ
マクログロブリン血症のhyperviscosity
TTP
Goodpasture syn

Oct 9, 2007

Retinoic acid syndrome

INTRODUCTION — The retinoic acid syndrome is a distinct complex of symptoms that has been reported among patients receiving all-trans retinoic acid (ATRA) therapy for acute promyelocytic leukemia [1,2]. Acute promyelocytic leukemia is currently defined in molecular genetic terms by the presence of a reciprocal translocation between the long arms of chromosomes 15 and 17 [3], with the creation of a fusion gene product identified as PML/RAR-alpha. (See "Molecular biology of acute promyelocytic leukemia").

Among patients with the appropriate cytogenetic profile, ATRA has demonstrated efficacy as an alternative to cytotoxic chemotherapy [4]. By inducing the differentiation of malignant cells into phenotypically mature myeloid cells, ATRA has produced complete remissions in a large proportion of patients treated [1,4-6]. There are also ongoing clinical trials regarding its use in myelodysplastic syndromes [7,8], metastatic non-small cell lung cancer [9], neural tumors, and prostate cancer.

CLINICAL PRESENTATION — As the number of patients treated with ATRA has grown, a constellation of signs and symptoms, now identified as the retinoic acid syndrome, has been identified. This syndrome consists of fever, dyspnea, weight gain, pulmonary infiltrates, pleural or pericardial effusions, episodic hypotension, renal dysfunction, and leukocytosis [10,11]. There have also been case reports of retinoic acid syndrome associated with Sweet's syndrome (acute febrile neutrophilic dermatosis) [12,13]. Pulmonary hemorrhage is a well-described complication; however, its incidence is unclear [14,15].

The retinoic acid syndrome has also been described in patients with relapsed acute promyelocytic leukemia who received induction therapy with arsenic trioxide[16,17]. One patient developed this syndrome after initial induction therapy with ATRA in combination with chemotherapy. At relapse 3 years later, she was treated with arsenic trioxide and developed the identical syndrome, which was relieved by administration of corticosteroids[17]. As with ATRA, both the leukocytosis and the retinoic acid syndrome following induction therapy with arsenic trioxide are believed related to the ability of these agents to induce differentiation of APL cells [16]. (See "Clinical features and treatment of acute promyelocytic leukemia in adults").

EPIDEMIOLOGY — The frequency of the retinoic acid syndrome ranges between 6 and 26 percent in patients treated with standard doses of ATRA [2,10,14]. Most cases of the syndrome develop during the first 30 days of therapy; one series of 64 patients found that the median timing of onset was 7 days after ATRA treatment was begun [2].

Type and screen

Type & Screenとは、アメリカにおいて行われてい

るシステムです。交差適合試験の間接クームス法を省略

することを目的に、事前にABO式とRh式血液型(Type)

と不規則性抗体スクリーニング(Screen)を実施し、不規

則性抗体がなければABO式とRh式血液型のみを合わせ、

交差適合試験なしで輸血を実施します。しかし、わが国

ではいまだ不規則性抗体スクリーニングが完全に実施さ

れているとはいえない現状から、緊急時の輸血以外は交

差適合試験は実施すべきだと思います。Type & Screen

は無条件に交差適合試験を省略するための方法ではなく、

あくまでも患者に適合血を円滑に供給するための方法で

あり、事前に検査をして輸血のリスクを最小限にするた

めの検査であることを理解していただきたいと思います

Oct 6, 2007

Blood coagulation system

University of Washington



Multiple Myeloma


1) 治療の原則
 多発性骨髄腫の診断確定後、治療が必要な症例かどうかを検討致します。

* 病期IIまたはIII(Durie-Salmonの分類)
* 明らかな骨病変の存在
* M蛋白血症に関連した臓器障害、検査値異常
* M蛋白が進行性に増加する

以上のいずれかに当てはまる症例を治療の対象とします。

◎ 60歳以下の治療対象となる患者
 入院の上、造血幹細胞移植を前提とした治療を行います(高度の腎機能障害、心アミロイドーシス合併例は適応を慎重に決定します)。 通常、初回治療としてVAD療法(オンコビン、アドリアシン、デカドロン)を行います。

◎ 61歳から70歳までの治療対象となる患者
 一般状態が良好である場合、造血幹細胞移植を前提とした治療を検討します。 一般状態が不良の場合、71歳以上の症例に準じて治療します。

◎ 71歳以上
 原則としてMP療法(L−PAM(アルケラン)およびPSL(プレドニン))を行います。

2) 自家造血幹細胞移植
 現在、多発性骨髄腫(特に65歳以下)の標準的治療法と位置づけられ、生存期間の延長が証明されています。 自家造血幹細胞移植には骨髄移植(BMT)と末梢血幹細胞移植(PBSCT)の二つの方法がありますが、PBSCTの方が感染症や出血などの合併症が少なく、早期に退院が可能であることより一般的となっています。

Tx for hemophilia

標準的な治療法は、凝固因子の欠損を補うための第8因子の注入です。注入量は出血の低度、出血部位、患者の体の大きさによって決定します。

軽微な血友病の治療は、血管壁上に貯蔵されている第8因子の放出を促す、クリオプレシピテートまたはデスモプレッシン(DDAVP)を注入します。

出血事故を防ぐには、血友病患者とその家族は、出血の最初の徴候が見られたときの第8因子の濃縮剤投与方法を知っている必要があります。重篤な症状を持つ人は、予防的のため定期的な注入を行う必要があることもあります。

疾患の重篤度に応じて、抜歯または外科手術の前に、出血を防ぐためにDDAVPまたは第8因子の濃縮剤が投与されることがあります。

血液製剤の頻繁な使用に伴い肝炎の危険性が高まるため、B型肝炎ワクチンの予防接種が必要です

MDS

がん情報センター

Pernicious anemia




三大合併症・・・甲状腺機能異常症, 白斑症, 胃癌(一般人の3倍)

Oct 5, 2007

GVHD

Cryoprecipitate

クリオプレシピテート抗血友病因子(第 VIII因子)はFFPから調整された濃縮製剤である。各濃縮製剤は通常,第XIII因子,約80Uの第VIII因子,フィブリノーゲン約250mgを加えたフォン・ヴィルブラント因子(VWF)を含む。最初は血友病,フォン・ヴィルブラント病,およびDICに使用されていたが,最近は心胸郭手術におけるフィブリノーゲンの源(フィブリン糊)として,また産科の緊急時に使用される。一般に,他の適応症には使用してはならない(血友病とフォン・ヴィルブラント病の治療には,今では遺伝子組換え型またはウイルス不活性化の凝固因子製剤,あるいは酢酸デスモプレシン[DDAVP]が用いられる)。

Sep 11, 2007

Blood transfusion

☆出血性ショックなどで、患者のABO型検査を行う時間的余裕がない場合
①患者・家族にABO型不適合による溶血の危険性のないO型赤血球MAPを輸血することを説明し、同意を得る。
②輸血前に患者から検査用に採血する。
③放射線照射済みO型赤血球MAPを交差適合試験を省略して輸血する。
④血液型が判明した時点で、交差適合試験適合の照射済み同型血の輸血にする。



☆大量出血などで同型の血液が不足し、かつO 型赤血球MAPが利用可能な場合も同様に
O 型赤血球MAPを輸血する。
赤血球輸血のメジャー・ミスマッチで、不適合輸血の症状が現れた場合は
①直ちに輸血を中止する。
②留置針はそのまま残し、接続部で新しい輸液セットに交換して、乳酸リンゲル液2∼3リットル
(ラクテック注、ハルトマン液等)を2時間程度で急速に輸液し、血圧維持と利尿につとめる。
③バイタルサイン(血圧、脈拍、呼吸数)を15分毎にチェックし記録する。
血圧低下が見られた時は塩酸ドパミン(イノバン又はカコージン:3∼5μg/kg/min)を投与する。
④導尿し、時間尿を測定する。乏尿(時間尿が50ml以下)の場合は、利尿剤(ラシックス等)を静注し、
1㎖/㎏/hr以上の尿量を確保する。
輸液療法、利尿剤投与に反応せず、乏尿あるいは無尿となった場合は、直ちに集中治療専門医や
腎専門医にコンサルトし、血液透析などの治療を受ける。
⑤患者から採血し、間接ビリルビン、LDH、ハプトグロビンなどで溶血の程度を把握するとともに、
ABO型オモテ・ウラ検査を再検する。
また、件の血液バッグは輸血部に提出し、バッグ内の血液のABO型を確認する。
⑥FDP、フィブリノゲン、プロトロンビン時間、血小板数などを検査し、DICの合併をチェックする。




注:赤血球輸血のメジャーミスマッチとは
O型の患者にO型以外の赤血球輸血
A型の患者にB型またはAB型の赤血球輸血
B型の患者にA型またはAB型の赤血球輸血 を行った場合を指す