岐阜大学の桑田一夫教授らの研究グループは、脳がスポンジ状になって障害を起こす難病のクロイツフェルト・ヤコブ病や、牛などがかかるBSE(牛海綿状脳症)などの治療につながる可能性がある物質を合成した。マウスで実験したところ、延命効果を確認できたという。現在これらの病気は治療法がないが、研究グループは薬の候補物質として期待している。
岐阜大と長崎大学、福岡大学の共同研究成果で、3日付の米科学アカデミー紀要(電子版)に発表される。
ヤコブ病やBSEなどは、脳内のプリオンと呼ばれるたんぱく質が異常になる病気で、プリオン病と総称される。いったん異常プリオンが体内に入ると、もともとあった正常なプリオンを次々と異常に変えていく。
Jul 3, 2007
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