500S

３点リードの９回、ブルペンから出てきたホフマンを地元観衆がスタンディングオベーションで迎えた。先頭打者に二塁打されたが、後続を断ち、最後の打者を三振に仕留め、前人未到の通算５００セーブを達成した。
　マイナーリーグ時代は内野手として芽が出ず、２２歳で投手に転向し、才能を開花させた。１９９３年のシーズン途中にトレードで移籍してからはパドレス一筋。速球とチェンジアップを武器にセーブを積み重ね、昨年９月にはリー・スミスが持っていた４７８セーブの大リーグ記録を塗り替えた。
　ＡＰ通信によると、チームメートに肩車されて祝福を受けた右腕は「特別な瞬間だった」と振り返ったが、快挙に浮かれることはなく「われわれは地区優勝して、ポストシーズンに進出することに集中している」と今後を見据えていた。