前日に野球殿堂入りが発表された通算310セーブのリッチ・ゴセージ氏。22年間のメジャー生活の間に計9球団でプレーした経験を持つ同氏だが、殿堂入りのキャップとユニホームは6シーズンを過ごしたニューヨーク・ヤンキースのものになりそうだ。
この日の会見場にはゴセージ氏の愛称、グース(ガチョウ)にひっかけて、壇上にガチョウの人形が置かれていたが、その頭にはヤンキースのヘルメットがかぶせられていた。同席したジェーン・フォーブス・クラーク野球殿堂チェアマンは、「何の説明も要らないだろう。このヘルメットが(ゴセージ氏の意向を)率直にあらわしている」と語った。
また、ゴセージ氏本人も「自分がメジャーでプレーした9球団すべてに感謝する」としつつも、「家族が大のヤンキースファンなんだ。私にとってもヤンキースでプレーした経験は魂が抜け出るほどのものだった。ピンストライプに袖を通すというのは、ほかのチームではできないこと」とコメントしている。
1972年にシカゴ・ホワイトソックスでメジャーデビューしたゴセージ氏は、ピッツバーグ・パイレーツを経て78年からヤンキースでプレー。6年間でア・リーグ最多セーブを3度マークし、78年にはワールドシリーズ制覇に貢献した。また、サンディエゴ・パドレス、シカゴ・カブス、サンフランシスコ・ジャイアンツと渡り歩いた後の89年シーズン途中からもヤンキースでプレーしている。
Jan 10, 2008
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment