米国における性感染症例が急増し、特にクラミジアは昨年、約103万1000例に達していることが、米疾病対策センター(CDC)が13日に発表した統計報告で明らかになった。
CDCによると、昨年のクラミジア感染例は前年の97万6000から増加し、初めて100万を突破。性感染症としては、1978年に101万3436例に達した淋病の記録を超える数となった。
10万人当たりに換算すると、2005年の329人から2006年には348人と、5.6%増加している。
特に、黒人女性の感染率は、白人女性の7倍、ヒスパニック系女性の2倍に達している。
CDCは1993年から、15─25歳の女性を対象に、感染症の検査を受けるよう勧めている。しかし、クラミジアは感染していても、4人に3人の女性は感染に気付いておらず、放置すれば不妊につながるとして、注意を呼び掛けている。
クラミジアのほか淋病については、2004年には10万人あたりの感染率が112.4人と、統計を取り始めた1941年以来、最低となった。
しかし、その後は増加に転じており、昨年は2005年から5.5%増加した、10万人あたり121人に増えている。
また、梅毒についても、2005年の約8700例から06年には約9800例と増加傾向にある。10万人あたりでは2.9人から3.3人と、14%の増加だ。梅毒に感染した母親から生まれた赤ちゃんの死亡率は、非常に高くなる。
CDCでは、特に若い女性の性感染症感染には注意が必要だとして、医療機関で検査を受けるよう促している。
Nov 16, 2007
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