Apr 10, 2007

Cornea

死者から提供された角膜1個を分割し、3人の患者に移植することに、全インド医科学研究所(ニューデリー)の医師らが成功した。

 「角膜の提供が不足している国で、移植待機患者を減らすのに役立つ」として、米医師会の専門誌「眼科学アーカイブズ」(電子版)に9日、発表した。

 3人のうち1人は角膜の表面近く、別の1人は逆に内皮の部分に障害があった。そこで医師らは、提供された角膜を薄く切り分け、各患者に必要な部分を移植。視力は1人目が0・1から0・3、2人目が0・05から0・5に改善した。

 また、薬傷で右目の視力をほとんど失っていた5歳男児には、角膜と結膜の結合部分にある幹細胞を移植。眼鏡などを使えば0・1まで見えるようになった。

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