Apr 19, 2007

Influenzae

第一三共は18日、国内で開発中の吸入型インフルエンザ治療薬の有効性を確かめる臨床試験(治験)を11月から始めると発表した。効き目が長く、1回吸い込むだけでインフルエンザウイルスの増殖を抑える効果が期待できる。今年末からの流行期間中に約300人に投与する。2008年末から、より大規模な治験を実施し09年末の承認申請を目指す。
 この薬は「CS—8958」(開発番号)と呼ぶ。中外製薬のタミフルや英系グラクソ・スミスクライン(東京・渋谷)のリレンザと同じ「ノイラミニダーゼ阻害剤」と呼ぶ種類の薬。細胞内で増殖したウイルスが外に出るのを防ぐ。先行する2品は5日間続けて使う必要がある。吸入薬のリレンザは医師から使い方などの説明を受ける必要があり、飲み薬のタミフルが約98%のシェアを握る。

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