May 3, 2007

Molecular Target Drug

協和発酵は米ナスダック上場の医薬品開発会社であるアーキュール(マサチューセッツ州)から、日本や中国など4カ国での抗がん剤の開発・販売権を取得した。協和発酵はアーキュールに対し、契約金3000万ドル(約36億円)や成功報酬などを支払う。
 取得した抗がん剤の候補物質は「ARQ197」。「c—Met」と呼ぶ酵素の働きを抑えて、がん細胞が増えるのを防ぐ分子標的薬。胃がんや消化器がんなど様々な種類のがんでは、c—Metが強く働いており、がん細胞の異常増殖や転移などに関係があるという。

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