Oct 1, 2007

Diabetes mellitus


◎糖尿病とそれに関連する耐糖能低下*の成因分類(JDS 1999)
I.1型(β細胞の破壊、通常は絶対的インスリン欠乏に至る)    A.自己免疫性 B.特発性


II.2型(インスリン分泌低下を主体とするものと、インスリン抵抗性が主体でそれにインスリンの相対的不足を伴うものなどがある)


III.その他の特定の機序、疾患によるもの
A.遺伝因子として遺伝子異常が同定されたもの
(1)膵β細胞機能にかかわる遺伝子**
   インスリン遺伝子(異常インスリン症、異常プロインスリン症)
   HNF-4α遺伝子(MODYl)
   グルコキナーゼ遺伝子(MODY2)
   HNF-1α遺伝子(MODY3)
   IPF-1遺伝子(MODY4)
   HNF-1β遺伝子(MODY5)
   ミトコンドリアDNA(MIDD)
   アミリン遺伝子
   その他

(2)インスリン作用の伝達機構にかかわる遺伝子異常
   インスリン受容体遺伝子(A型インスリン抵抗性症候群、妖精症、Rabson-Mendenhall症候群ほか)
   その他



B.他の疾患、条件に伴うもの

(1)膵外分泌疾患
   膵炎、外傷/膵摘出術、腫瘍、ヘモクロマトーシス、その他
(2)内分泌疾患
   クッシング症候群、先端肥大症、褐色細胞腫、グルカゴノーマ、
   アルドステロン症、甲状腺機能亢進症、ソマトスタチノーマ、その他
(3)肝疾患***
   慢性肝炎、肝硬変、その他
(4)薬剤や化学物質によるもの
   グルココルチコイド、インターフェロン、その他
(5)感染症
   先天性風疹、サイトメガロウイルス、Epstein-Barrウイルス、
  Coxsackieウイルス、Mumpsウイルス、その他
(6)免疫機序によるまれな病態
   インスリン受容体抗体、Stiffman症帳群、インスリン自己免疫症候群、その他
(7)その他の遺伝的症候群で糖尿病を伴うことの多いもの
   Down症候群、Prader−Willi症候群、Turner症候群、Klinefelter症候群、
Werner症候群、Wolfram症候群、セルロプラスミン佃下症、
   脂肪萎縮性糖尿病、筋強直性ジストロフイー その他


IV.妊娠糖尿病(GDM)

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