患者数が少なく、治療方法が確立していない難病の研究を促進する厚生労働省の「難治性疾患克服研究事業」について、同省は12日、来年度から進行性骨化性線維異形成症(FOP)と色素性乾皮症(XP)の2疾患を追加する方針を決めた。
同研究事業は、患者数が少なく、治療方法の研究が進みにくい難病について、研究者に調査研究費を交付するもの。
現在の対象疾患は121で、今回は、2003年度に3疾患が追加されて以来の見直し。
新たに指定されるFOPは患者数が100人未満で、全身の筋肉が徐々に骨化する病気。XPの患者数は350〜450人。紫外線にあたると、がんを含む皮膚障害を起こす病気で、神経障害が出て、歩行などが困難になる患者も多い。
121の対象疾患のうち45疾患は、患者への医療費補助もある「特定疾患」に指定されているが、今回は、「特定疾患」の見直しは行われなかった。
(2007年3月12日22時7分 読売新聞)
Mar 13, 2007
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