中外製薬は2009年にも、効き目が持続する腎性貧血治療薬の製造販売承認を厚生労働省に申請する。このほど臨床試験(治験)の最終段階となる第三相を国内で始めた。同様の効果がある「エポジン」は同社の収益の柱だが、診療報酬改定の影響で売上高が減少しており、対象患者の拡大が見込める後継品の開発を急ぐ。
第三相の治験に入ったのは「R744」(開発番号)。赤血球を作り出す仕組みにかかわる「エリスロポエチン受容体」というたんぱく質を刺激して、貧血症状を改善する。エポジンと同程度の安全性と有効性を持つと期待される。
Mar 10, 2007
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