Mar 8, 2007

Obesity

シカゴ──肥満になったら、減量方法としてまず思い付くのは、運動と食事内容の見直しなどだ。特に若者の場合、運動をして肥満解消するのが一般的だろう。ところが、米国ではここ数年、肥満手術を受ける10代の若者が増加しており、過去1年間で1000件を超えたことが、研究者の調査で明らかになった。


ニュージャージー州ニューブランズウィックにあるロバート・ウッド・ジョンソン医科大学とシンシナティ小児病院センターの研究者が5日付の専門誌に発表した。


米病院の患者統計などを元に調査したところ、1996年から2003年にかけて肥満手術を受けた12─19歳は、全米で2744人だった。特に、2000年から03年にかけて増加しており、この期間はそれまでの3倍になる771件の手術が実施されたという。


一方、肥満手術を受けた成人は2003年、10万4702人で、このうち212人が病院で死亡していた。


肥満手術を受けた成人と10代の若者のそれぞれ5%に、呼吸器疾患などの重い合併症が見られた。


成人と10代の若者を比較すると、2003年に肥満手術を受けた患者の平均入院日数は、成人で3.5日、若者で3.2日と、若者の方が短かった。


手術費用も、成人1人あたり3万6056ドルに対し、若者は3万804ドルと低くなっている。


調査を手がけた研究者は、運動や食事療法ではなく手術による治療が増加した背景として、術後の回復が若者の方が速いことや、有名人の手術が増えたことにより、肥満施術がより広く知られるようになったためではないかと指摘している。


また、成人と違い若者の場合は、肥満手術後の急激な体重の減少に対して、うまく対応出来ない場合があり、術後も継続的に精神面での支援が必要だと、注意を呼び掛けている。


米肥満手術学会によると、2006年の手術件数は17万7600件で、10年前の2万500件から大幅に増加している。しかし、未成年者の数字は明らかにしていない。

1 comment:

mav said...
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