厳格条件の壁、提供年1ケタ
川崎市の病院で28日、臓器移植法に基づく脳死判定が行われた。1997年10月の臓器移植法施行以来、脳死判定はこれで50例になった。また脳死移植は49例となる。
現在の移植法は臓器提供に厳しい条件を課しており、移植を希望する患者数と提供数の落差は埋まらない。現行法の運用見直しも重ねてきたが、患者団体などは抜本的な解決には、法改正が必要だとしており、今国会での改正法案の審議入りが注目される。
臓器移植法改正案 審議へ
日本臓器移植ネットワークによると、50例目の脳死判定は、川崎市中原区の関東労災病院に入院中だった50代の男性に実施。心臓、肝臓、膵臓(すいぞう)、腎臓が4人に移植される。一方、福島県いわき市の同市立総合磐城共立病院の49例目の脳死判定では、小腸移植を医学的理由で断念した。
Mar 6, 2007
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment