日本臓器移植ネットワークは5日午前9時から、インターネットで臓器提供の意思を登録できるシステムを導入する。
パソコンや携帯電話で登録すると、入力内容を記載した意思表示カードが本人に届く仕組みで、脳死臓器提供の拡大につながると期待される。
意思表示カードは現在、都道府県窓口やコンビニエンスストアなどで配布しているが、内閣府の調査(昨年11月現在)では、所持率は8%にとどまっている。新システムは、若者を中心としたインターネット利用者が登録しやすい仕組みを取り入れることで、カードの所持率向上を狙っている。移植ネットでは年間60万人の登録を見込んでいる。
希望者は、移植ネットのホームページ(http://www.jotnw.or.jp/)から登録画面を開き、〈1〉脳死または心停止後に臓器を提供するかどうか〈2〉提供したい臓器の種類〈3〉氏名、年齢、性別——などを入力。届いたカードに印字してあるID番号とパスワードを打ち込むと、登録が完了する。登録内容は何度でも変更できる。
自筆の署名とその時期が記載された書面がないと、脳死での臓器提供はできないため、ネット登録もカードを紛失すると効果がない。移植ネットは「届いたカードは、しっかり保管してほしい」と話している。
Mar 6, 2007
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