放射線治療最前線より
Q.放射線治療の中に、重粒子線・陽子線というのがあります。これは従来の放射線治療と比べてどのように違い、どんながんに効果があるんでしょうか?
A.通常の放射線治療はX線=電磁波を利用しています。
一方、重粒子線・陽子線治療というのは、もっと重たい粒子をがんの局所に照射します。
非常に線量分布がいいので、がんの部分だけに線量を集中し、より正確に照射できます。
重粒子線(炭素イオン線)は、普通のX線では効果の低いがんにも高い治療効果を持っています。
特に、骨肉腫・悪性黒色腫などに効果があります。
ただ、放射線治療ではがんが局所にとどまっていないと治療はできません。
全身的に転移し広がったがんには放射線治療は向きません。
また、保険診療の対象外で高度先進医療の対象になっており、300万円ほどの自己負担が必要となります。
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放射線治療最前線
Mar 6, 2007
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